藤太郎 本店|ロールケーキがウマすぎた老舗和菓子屋(富士宮市)

富士の菓子処 藤太郎

※この記事は最終更新日から4年経過しているため、古い情報の可能性が高いです。

今回お届けするのは、神田商店街にある老舗和菓子屋さん『富士の菓子処 藤太郎 本店』。

浅間大社や中央図書館に行くときには、お店の前を車でよく通っていますが、駐車場もあるかどうかわからなかったので、いつも通り過ぎるばかりでした。

電話で聞いてみると「正面に駐車場ありますよ~」とのことで、ひとまず安心してお店に向かいました。

結果……『とうたろーる』という激ウマ“ロールケーキ”と出会ってしまい、もっと早く来れば良かったという後悔と、発掘した自己満足感にひたっている次第です。

(これはぜひ皆さんに食べていただきたい一品!)

この記事では食べた感想のほか、お店の概要や基本情報(営業時間・定休日・アクセス・駐車場など)、外観や店内の様子、またなどをお届けします。

まずは富士の菓子処 藤太郎がどんなお店なのか、ざっくりとご紹介。

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富士の菓子処 藤太郎について

1932年(昭和7年)創業の、富士宮では言わずと知れた老舗和菓子店です。

藤太郎の富士のこけもも

『富士のこけもも』という富士山を型どった“コケモモ”餡入りの落雁(らくがん)は、雑誌にも掲載される有名な商品です。

コケモモとは
コケモモ

樹高が低く、地をうように成長する姿が“苔”のようであり、また丸く赤い実が“桃”のようでもあることが『苔桃こけもも』と言われる由来です。

なお富士山のコケモモは、“秦の始皇帝”が探し求めたという、不老不死伝説の霊果ともいわれていて、神聖な果実なんだとか。

英名は“リンゴンベリー”や“カウベリー”と呼ばれ、北欧では伝統的な食材としてジャムなどに使われているみたいです。

藤太郎のはいぷっせ

お店の人気No.1商品は『はいぷっせ』。1個150円~ほどとお手頃価格なので、手土産にも重宝します。中でも“チーズバター”味は1番人気ということです。

なお、藤太郎さんは創業当時“お馬のパン屋”として知られていたそうです。また和菓子よりも、洋菓子の製造の方が13年ほど早く始められたそうです。どちらも意外な事実で驚きました。

1968年に富士宮市内で初の“生クリームケーキ”の製造を始め、2010年には富士、富士宮では初めて『ふじのくに食の都づくり仕事人』に選ばれるなど、昔から富士宮で愛されてきたお店である理由がわかります。

それでは店舗の詳しい情報へ。

藤太郎 本店の店舗情報

住所〒418-0066 静岡県富士宮市大宮町8-3
営業時間9:00~18:00
定休日水曜日(月により変動あり)
TEL / FAX0544-26-4118 / 0544-22-2377
駐車場1台(無料)
支払い方法現金のみ
公式サイトHPFacebookネットショップ

『9時~18時』が正確な営業時間となります。18時30分や19時という情報は間違いですので、お気をつけください。

アクセスMAP

藤太郎本店は、浅間大社から徒歩2~3分のところにあります。場所的にも大通りに面しているので、かなりわかりやすいです。

駐車場

藤太郎の駐車場

道を挟んだ正面にある“桝弥酒店”の駐車場のとなりに、藤太郎本店の駐車スペース(1台)があります。

藤太郎の駐車場

ちょっと遠目からだとわかりにくいですが、柵の下にプレートがあるので目印にしてみてください。

藤太郎 本店の雰囲気

お店の外観

藤太郎の外観

パッと見からでも、ヒシヒシと伝わってくる“老舗感”。

藤太郎の藤太郎市

お店に入る前、ふと商品が販売されていることに気づきました。なんでもこれは『とうたろう市』というもので、毎月10日に開かれてるそうです。

“あんぱん”や“赤飯”など、とうたろう市限定商品にも注目! ちょうど取材日が10日だったので、運が良かったです。

店内の様子

藤太郎の店内

まず入口から店内をパシャリ。

藤太郎の店内

お買い物カゴは、入口のすぐ右側に置いてあります。

藤太郎の店内

季節商品の“れっどぱーる”の苺大福や、“花びらもち”なるお菓子も。

藤太郎のこけもも

そして、ひときわ目立つ“富士のこけもも”。となりに置かれている、婦人画報という雑誌にも掲載されていました。

藤太郎の店内

お店の中央には、ちょっと一息つける畳のベンチがあります。店員さんがご丁寧にお茶を入れてくださいました。

藤太郎の店内

こちらのショーケースには、チョコレート系のお菓子や、楽天市場の生菓子ランキング1位を獲得した黒みつ豆腐、レアチーズ大福、とうたろーるなど……個人的に気になる商品ばかり。

藤太郎の店内

新発売のあさぎりミルクパイ。こうした老舗の新商品となると、余計に気になります。

藤太郎の店内

お鉢めぐりという商品も。こちらは英語メニューもあり外国人にも手に取りやすそう。

藤太郎の店内

はいぷっせコーナー。お話を伺った製造部長さんによると、人気商品なんだそう。これは一通り食べてみたいです。

藤太郎の店内

お店の奥には、1本まるごとの“富士のこけもも”。

藤太郎の店内

そして、“こけもも羊羹ようかん”。

藤太郎の店内

さらに、こけももの餡を練乳の入ったおもちで包んだ“さくやの実”なる商品も。

藤太郎の店内

レジ付近に“あげまんじゅう”がありました。期間限定100円ということで、ついつい手が伸びてしまいそうです。

藤太郎 本店のお菓子を食べた感想

ひとくち落雁 富士のこけもも

藤太郎の富士のこけもも


まずは藤太郎さんと言えばコレ!という、富士のこけもも(810円)。パッケージデザインもおしゃれですね。

藤太郎の富士のこけもも

“和映え”なデザインのため、無造作にお皿に置いても様になります。

外側の落雁はホロホロ、中のコケモモ餡はモチッとしていて、合わさったときのバランスが良かったです。

また思ったよりも、甘くなく、一口サイズなこともあり、食べやすかったです。

とうたろーる

藤太郎のとうたろーる

冒頭にも書いたように……完全に意表を突かれたのが、“とうたろーる”!

生クリームも生地も絶妙においしい! 冷凍販売なのにこの味だったので、藤太郎さんのケーキがめちゃめちゃ食べてみたいと思いました。

1本まるごと(1,467円)やハーフサイズ(669円)も販売していますが、カット(250円)での購入できるのも嬉しい。

まだ食べたことがない方、ぜひ一度、とうたろーるをお試しください。

はいぷっせ

藤太郎のはいぷっせ

“はいぷっせ”は藤太郎さんの人気商品。中でも1番は『チーズバター』です。

今回は『つぶあんチーズ(173円)・チーズバター(156円)・苺(173円)』をチョイス。

筆者の“ブッセ”のイメージは生地がとにかく軽い印象だったのですが、はいぷっせの生地は結構しっかり目に感じました。

生地が甘いので、塩味のチーズクリームが合いますね。

あさぎりミルクパイ

藤太郎のあさぎりミルクパイ

こちらは新商品の、あさぎりミルクパイ(140円)。ミルクの餡としっとりとしたパイ生地で、子供も好きそうな味。

あげまんじゅう

藤太郎のあげまんじゅう

期間限定で1個100円だった“あげまんじゅう”。外はカリッと、中はぎっしりとこし餡が詰まっています。揚げてあるので、サイズ以上の食べごたえを感じました。

富士の菓子処 藤太郎のまとめ

今回は老舗和菓子店の『富士の菓子処 藤太郎 本店』をご紹介しました。

ついつい新しいお店ばかりに目が行きがちになっていましたが、やはり老舗には、昔から長く市民に親しまれてきただけの理由があるなと感じました。

これからも歴史あるお店の取材に、力を入れていきたいです。

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